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KOTOBA FOUNDATION · WELL-BECOMING COMPUTE COMMONS

計算資源選択率拠出・計測仕様

v1.2 / 発行日:2026年9月12日 / 日本語正文

ノード参加規約の一部として、明示同意した登録資源に適用する。公益配分開始前に検証結果を公開する。

1. 10%・7%・3%の計測仕様

分母と選択率

p_iはその時間区間に有効な本人の選択率で、0.10・0.07・0.03のいずれか。同意成立前、公益配分開始前、撤回後は予算を発生させない。率・容量・分配先の変更時刻で区間を分け、月全体へ新しい率を遡及適用しない。

資源区分rの月間容量時間を `B_r = Σ(登録容量_r × 適格稼働時間)` とし、公益予約量を `Q_r = Σ(p_i × 登録容量_r,i × 適格稼働時間_i)` とする。

適格稼働時間は、登録済みの対象システムが稼働し、安全条件を満たす時間。電源OFF、スリープ、認められた免除、安全停止中は除く。単なる公益ジョブ待ちや配信サーバーの停止は、分母から外さず「提供可能・未配分」と記録する。利用者都合のオフラインでも、対象システムが稼働していれば予約量を記録し、接続できなかった分は未配分として扱う。長期オフラインで常用する参加者には事前配布ジョブまたは明示的な免除を用意し、計測の偽装とは区別する。

CPUは論理CPU秒、GPUは機種・割当区分別のGPU秒を基本とする。GPU分割は実際の割当率を記録する。異なる機種やCPUとGPUを同じ秒数として相殺しない。比較用の性能換算は公開ベンチマークと版を示し、参加者の選択率による義務を後から増やす用途に使わない。

例

8論理CPUを100時間登録・稼働した場合、分母800 CPU時間、公益枠80 CPU時間、参加者枠720 CPU時間。CPUの10%は機種共通の80時間の仕事を完了させる保証ではなく、そのノードのCPU時間の予約である。

同時にGPU1基を100時間登録したなら、GPU公益枠は10 GPU時間。CPU80時間を提供したからGPU10時間を免れるとは扱わない。

ホスト上でAmu・AIUEOS・Murakumoを併用しても上記の枠を一度だけ計上する。物理容量の時間区間IDを親とし、VM・コンテナを子として管理する。同じ区間の証明を複数サービスで二重計上しない。

8論理CPU×100時間のとき、7%なら公益56 CPU時間・本人744 CPU時間、3%なら公益24 CPU時間・本人776 CPU時間。GPU1基×100時間はそれぞれ7・3 GPU時間を公益枠とする。上記の10%例は10%を選んだ場合に限る。

スケジューリング

基本は選択率の同時資源上限を予約する。整数CPU・分割できないGPUでは、同意済みの稼働窓で時間分割し、各時間枠の貸借と月累計を表示する。全GPUを一時利用する場合は「常時負荷10%」とは表示せず、占有時間・頻度の同意を得る。

予期せぬ停止でも、実際に発生した公益実行量が累計予算を超えないよう、原則として発生済み予算内で実行し、停止遅延分も予約してからジョブを始める。停止できない仕事は、その最大実行量を予約できる場合にだけ受け付ける。選択率の枠を厳密に使い切るために月末の負荷を増やさない。

月間予約の内訳を、公益実行量E、提供可能だが未配分の量U、参加者側の受入拒否・設定不備による量Dに分け、`Q = E + U + D`として照合する。安全停止時間は最初からBに入れない。ジョブ不在・配信障害・技術的不適合はUであり、Dではない。検証失敗はEと別の結果指標に記録し、実際に消費した計算を消さない。

Dには原因調査・通知・是正を適用する。翌月への自動債務化はしない。利用者が申告容量を変えた場合は変更時刻以後の分母に反映する。実際に使う対象容量を隠して公益分だけを小さくする設定を許さない。

証明

ノードID、親資源ID、登録容量、規約・計測器の版、時間区間、除外理由、ジョブID、予算、実行量、結果検証状態を記録する。受入れと実行の証明はノード側と配信側で突き合わせる。自己申告、署名、第三者の検証を区別し、署名だけで物理計算の実行や公益成果を証明したと扱わない。

2. 本人指定のpublic botsへの配分

寄付先botごとの比率a_jは公益枠の内訳で、合計1とする。一つのbotなら100%。区間ごとのbot予算は `Q_r,j = Q_r × a_j`。7%の公益56 CPU時間をbot Aに60%・bot Bに40%と指定した場合、33.6と22.4 CPU時間になる。A/Bは計算例であり実在botの推薦ではない。

botの安定した公開IDで照合し、表示名の一致だけで配分しない。共通制御・検証は各botの指定枠の内側の5%以内で、その公益実行に必要な計算に限る。指定botに適合ジョブがない場合はU(未配分)とし、別botへ移さない。

各ジョブ受入れ直前に、有効な同意ID・規約版・所有者とノードの対応・選択率・bot ID/比率・残予算・安全上限・公益採択・撤回状態・aozora活動公開の稼働状態を照合する。不明・不一致なら実行しない。botの所有者変更・非公開化・公開停止でも配分を止める。

同意記録には前の同意ID、各原文のSHA-256、選択率、寄付先bot ID/比率、itonami公開URL、aozora活動URL、運営責任者、確認方法、UTCの発効/停止時刻を含める。ジョブID、資源区分、予算、実行量、結果、aozora公開イベントIDを突合する。個々の拠出者の個人情報を公開記録に載せない。

公開記録の欠落・矛盾・24時間超の遅延では新規配分を停止し、復旧確認まで未配分とする。公開失敗をジョブ成功やゼロ件と扱わない。開始前にこれらの照合・停止・再開を検証する。本規程の発行だけでスケジューラーや公開連携が実装済みとは表示しない。